千と千尋の神隠し 漫画版

千と千尋
手描きと色鉛筆で私1人で描いています。物語の最後まで描く予定です。

  父 「千尋。千尋、もうすぐだよ。 」


母 「やっぱり田舎ねー。買い物は隣町に行くしかなさそうね。」
父 「住んで都にするしかないさ」「ほら、あれが小学校だよ。千尋、新しい学校だよ。」
母 「結構きれいな学校じゃない。」


千尋「前の方がいいもん。」

 


父 「あれ?道を間違えたかな?おかしいな…… 」
母 「あそこじゃない?ほら。」      父 「ん? 」
母 「あの隅の青い家でしょ?」


父 「あれだ。一本下の道を来ちゃったんだな。……このまま行っていけないかな。」
母 「やめてよ、そうやっていつも迷っちゃうんだから。」
父 「ちょっとだけ、ねっ。」


千尋 「おとうさん、大丈夫?」
父 「まかせとけ、この車は四駆だぞ!」


千尋「 うぁっ― 」
母 「千尋、座ってなさい。」


 


 

 


千尋 「あっ、うわっ……わっ、わっ!!」「 ぅああああああっ!」
母 「あなた、いいかげんにして!」



トンネルだっ!


 キッー!!


母 「なあに、この建物」      父 「門みたいだね」


 

 


母 「あなた、もどりましょう、あなた。千尋!…もぅ。」

 


千尋「 ……風を吸込んでる……」
母 「なぁに?」
父 「ちょっと行ってみない?むこうへ抜けられるんだ。」


千尋「 ここいやだ。戻ろうおとうさん!」
父 「なーんだ。恐がりだな千尋は。ねっ、ちょっとだけ。」
母 「引越センターのトラックが来ちゃうわよ。」
父「 平気だよ、カギは渡してあるし、全部やってくれるんだろ?」
母 「そりゃそうだけど……」

 


千尋 「いやだ、わたし行かないよ! 戻ろうよ、おとうさん!」
父 「おいで、平気だよ。」
千尋 「わたし行かない!! うぅ……あぁっ!」


母 「千尋は車の中で待ってなさい。」
千尋 「ぅぅ……おかあさーん! まってぇーっ!」


千尋 「ぅぅ……おかあさーん! まってぇーっ!」
父 「足下気をつけな。」
母 「千尋、そんなにくっつかないで。歩きにくいわ。」

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千尋 「ここどこ?」 母 「あっ。ほら聞こえる。」
千尋 「……電車の音!」  母「 案外 駅が近いのかもしれないね。」
父 「いこう、すぐわかるさ。」

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千尋 「こんなとこに家がある…… 」
父「 やっぱり間違いないな。テーマパークの残骸だよ、これ。
90年頃にあっちこっちでたくさん計画されてさ。バブルがはじけてみんな潰れちゃったんだ。これもその一つだよ、きっと。」

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千尋「 えぇーっ、まだいくの!?おとうさん、もう帰ろうよぅ!」 「ねぇーーーっ!! 」   ビュー(風の音)


千尋 「おかあさん、あの建物うなってるよ。」
母 「風鳴りでしょ。気持ちいいとこねー、車の中のサンドイッチ持ってくれば良かった。」


父「川を作ろうとしたんだねー。 ん?なんか匂わない?」
母 「え?」
父 「ほら、うまそうな匂いがする」。
母 「あら、ほんとね。」
父 「案外まだやってるのかもしれないよ、ここ」


母 「千尋、はやくしなさい。」
千尋 「まーってー!」


 


父 「ふん、ふん……こっちだ。」
母 「あきれた。これ全部 食べ物屋よ。」
千尋 「誰もいないねー。」

父 「あそこだ!!」


父 「 おーい、おーい。」
「はぁー。うん、わぁ。 こっちこっち。」


母 「わぁー、すごいわねー。」
父 「すみませーん、どなたかいませんかー?」
母 「千尋もおいで、おいしそうよ。」


父 「すいませーん!!」
母 「いいわよ、そのうち来たらお金払えばいいんだから。」


父 「そうだな。そっちにいいやつが……」
母 「これなんていう鳥かしら。……おいしい!千尋、すっごくおいしいよ!」
千尋 「いらない!ねぇ帰ろ、お店の人に怒られるよ」
父 「大丈夫、お父さんがついてるんだから。カードも財布も持ってるし。」
母 「千尋も食べな。骨まで柔らかいよ。」
父 「辛子。」
母 「ありがと。」
千尋 「おかぁさん、おとぅさん!!」


父 「大丈夫、お父さんがついてるんだから。カードも財布も持ってるし。」
母 「千尋も食べな。骨まで柔らかいよ。」


父 「辛子。」
母 「ありがと。」
千尋 「おかぁさん、おとぅさん!!」


 


    続く

 

↓千と千尋2もよろしく↓

千と千尋2  1巻
千と千尋の神隠し2をオリジナル漫画として描いています I am making Spirited Away 2 as an original manga.

 

 

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製作者より

1枚の紙に4つ~6つのシーンを描きます。
それを編集してこの漫画を作っています。
この絵を物語の最後まで描くと約120枚になります。
10年かかるかも知れませんが、最後までやり遂げるつもりです。

ジブリと宮崎監督に最大限の敬意を表し、
このウェブサイトは制作されています

 

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