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色鉛筆の塗り方

色鉛筆の使い方   どのように色を塗っているのか説明します。

色鉛筆にはとてもたくさんの種類、メーカーがあります。

 

私が使っている色鉛筆はこのような物です。

 

*まず初めに下塗りに使うのが  

ファーバーカステルの水性を使っています。この商品は子供や初心者向けの物で安価で売っています。芯が固いのが特徴です。軽く塗るとムラになりません。4000円代で60色ぐらいのセットが買えると思います。

 

発色は薄いです。安いから、良くない色鉛筆とは思わないでほしいと思います。

その特徴を利用して、適材適所の使用でいい絵になります。私にはこの安い色鉛筆が絶対に必要です。

 

次に2度塗りです。

 

  私がメインに使うのがホルベインです。日本製で高価な色鉛筆です。芯が柔らかく、発色が強いのが特徴です。他にファーバーカステル ポリクロモス、カリスマカラーなども同様の使い方ができ、使用感に違いはほとんどありません。その3種類の色鉛筆から使いたい色を探して使います。

 

若干、カリスマカラーがより芯が柔らかいように感じますが、使い分けるほどの違いではありません。どれでもいいでしょう。   セットで買うと2~3万円しますので、買い足す時には、ほしい色だけ単品で買います。

 

単品でも1本250円ぐらいとそこそこします。私は2か月に1回ぐらいは単品で10本ぐらいは買っているのではないでしょうか。芯が柔らかいので減りも早いです。

 

 

 

最後に3度塗りです。

3回目は1回目に使用したファーバーカステル水性を使います。

 

なぜ3回も塗る必要があるのか。

この塗り方は私が絵を描いているうちにたどり着いたもので、より発色を強く、色の深みを出すために最適だと思っているものです。

 

下地を綺麗に塗ることで仕上がりが綺麗になります。車でもなんでも下塗りが大事と言います。

下塗りはできるだけ丁寧にしましょう。薄く、軽く、ムラなく塗ります。多少色が違っても気にしません。

 

2度塗りで発色を良くします。 色を乗せるようにそこまで丁寧に塗る必要はありません。

芯の柔らかい色鉛筆はこれだけでは、発色の良さがでません。芯が柔らかいので紙の凹凸の底まで

色が入らず、ムラができてしまいます。

そこで3回目。ここで再び固い芯の色鉛筆を使い、2回目の油性塗料を紙の底に押し込むように強く

なじませます。これをするか、しないかで出来上がりが全く違います。

1回目~3回目まで、違う色を使えば、微妙な色の違いにより、絵に深みがでます。

 

 

実際にやってみましょう。

これは私が描いた魔女の宅急便です。

 

初めての依頼に笑顔

下塗りから、ぱっと見て見える色を塗っていきます。

キキちゃんの奥の背景は扉がブルー、それ以外が濃いグリーンが見えます。

 

 

キキちゃんの服は紺か紫か微妙な色です。最適な色が見つからない場合は2色を混ぜて塗ってみてください。

 

デザイナーの女性の服の影の部分はコバルトです。

この画像ではざっくりと塗ってありますが、薄く綺麗に塗ってください。

色は明るい部分を明るい色で塗り、影の暗い色は塗らないようにします。

全体を塗り終えたら2回塗りをします。

 

2回塗り

 

髪の色は2~3色混ぜると綺麗に仕上がります。

こちらはオレンジとブラウンで塗ってみます。

 

キキちゃんの服も、もう1度、紺色と紫の2色を混ぜて塗ってみます。

 

 

こちらが2度塗り後です。

奥の部屋の影は黒で塗って、その影の色の濃さにより立体感と奥行きが生まれます。

影は黒やグレー、または暗い色で表現できます。

影の最も暗い部分には黒を使用し、それより明るい影には暗い色を使用します。

 

3度塗り

3回目を塗るときは少し強めに紙に押し付けるように塗ります。

仕上げなのでムラなく丁寧に。

下塗り、2回目、3回目と同じ色を使う必要はありません。

むしろ、違う色を塗ることでより深みのある色を表現することができます。

 

完成した写真はこんな感じです。

 

 

どうでしょうか。

色を塗る方法は十人十色です。

自分なりのやり方があっていいと思います。ここではジブリなどアニメを塗る時に私がやっている

塗り方を紹介してみました。

 

漫画版ではここまで時間をかけて丁寧には塗っていません。そこまでやると進まないので2度塗りぐらいです。時間をかければ、かけるほど良い絵になるのは間違いありません。

みなさんは十分時間をかけてやってみてください。

 


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