製作者より
この絵はDVDを見ながら、色鉛筆で描いたものです。
絵と関係のない仕事をしており、仕事が休みの日に趣味で描いています。
絵を描き始めてまだ3年ほどですが、今では絵を描くことは生活の一部になっています。
絵を描くのが好きというよりも、食事、呼吸のようにしなくてはいられないようになっています。
ジブリの作品は一つ、一つの場面が絵画のように美しいと思います。描くのも難しいと思います。
だからこそジブリの絵が描きたいと思いました。
ジブリがもっと好きになる。ジブリをもう一度見たくなる。そんなHPにしていくつもりで絵を描いてまいります。
引き続き、お楽しみください。
はっ・・・と、何故人間がここにいるんだと気づくシーンです。
もしかしたら、ハクは千尋のことを知っていたらしいので、それでびっくりしたのかもしれません。なぜあの子がここにと
ハクが戻れときつく言い放ちます。影が信じられないスピードで伸びて、一気に日暮れに向かうシーン。すぐに戻っても、とても間に合わないようにも思えますが、面白いシーンです。
ここらへんの発想はすごいです。この場面は絵では表現できません。動画でしか
じきに夜になる、その前にと言ったら、
すぐに明かりが灯ります
もう灯りが入った! 千尋・・この人、1人で何言ってるの???
口あいてポカーンとしてますね。
川の向こうへ走れ。走れって。何で・・というか誰?
この絵は随分前に描いたもので、時間を掛けて丁寧に塗ったのですが、やっぱり時間を掛ければいい絵になります。
走れ!!ハク、かっこいいです。
(絵の解説)空は色鉛筆ではなくパステル(ファーバーカステル)とサクラクーピーペンシルを使ってます。自分のイメージした出来にはなりませんでしたが、これらを使うのは広範囲を塗る時に楽に早くできるからです。ムラにもなりません。
パステルはチョークのような粉の塗料で直接こすり付けて、指の腹で塗ります。その後、専用のスプレーで塗料を沈着させます。クーピーは私は木や山、花に使うことが多く、時々使います。塗りが早く、柔らかな風味の絵になります。
千尋の頭の中???
立ち止まって、目をつむる。んっ~。頭の中を整理して、何が起きているのか、しばし考える。
進捗はものすごい遅いので、1場面に10時間ぐらいかかっていると思ってゆっくりご覧ください。申し訳ありません。ゆっく~りお願いいたします。
それでも、何が起こっているのかわからずに、とりあえずいきなり走れと命令したハクに対して、何よあいつ。と捨てゼリフ。この後には(何で私が走らなければいけないのか説明してよ。)と言いたかったのでは・・・
そう言ってまた走り出す千尋。もし、千尋だけなら、ハクのおかげで帰れていたのではと思いますが、両親が・・・・
この場面は、両サイドの建物をざっと色鉛筆でぬり、あとはパステルです。
これだけの範囲を色鉛筆ではしんどいです。
動画では星マークとか大人?とか見ても、覚えていないものです。
この場面、着色が難しい絵です。この場面の着色だけで2日かかりました。
千と千尋の中でも色の使い方がとても難しい絵です。明暗、ガラスやお客の透け具合などの表現が面白い絵です。千と千尋は特に色が難しいと感じるものが多いです。この作品の特徴で、それがこの映画の世界観をリアルに映しているのです。
奥の調理場が蒸気で霞むのを再現しようと思いました。この場面でも1日は色塗りにかかります。完璧なできを追及するとキリがなくなるので、このぐらいで次に進むことにしましょう。
汗をいっぱいかいている角刈りのお父さん。
絶句。服と髪型だけお父さん。
あのナタのような包丁でなく、ハエたたきでよかったです。
店主の口元だけが一瞬見える瞬間です。動画では見えないです。
周りはこんな世界に一変していました。お父さんとお母さんを呼び続ける千尋。
店のメニュー札には(おこのみ、木の実、イワナ)と書いているようです。
意外なのが電線。電気を使ってるんだね。子供のオバケ?は店の手伝いかな?
混乱してお父さんとお母さんを呼び続ける千尋。両親が豚になったなんて、やっぱり信じられません。千尋・・可哀そうすぎる。
DVD発売
DVDが発売されたので買いました。
映画はまだ観ていないので楽しみです。
絵を描きたい気持ちはあります。でもDVDはまだ発売されたばかりだし、ジブリに怒られそうなので、描くのはもう少し待たないといけないと思います。
他のブロガーさん達からあなたは絶対に映画館で観た方がいい、行ってくださいと言われていました。行こうかどうしようか迷ってはいたのですが。DVDを一時停止したり再生したりして何度も観てみようと思います。
もと来た道を帰っていきます。
小さな川は海に変わっていました。あっ水だ
うまく写真が撮れていませんね。後日、撮り直しましょうかね。
さきほど、君たちはどう生きるかを見ました。何を意味しているのか、考えてみます。最後に簡単には理解できない考えさせる作品を残したのは、いい事です。
誰にも真相はわからないものを、最後に残してという気持ち、とてもわかります。考える楽しみを残してくれたのかもしれません。我思う故に我あり。を宮崎先生は作品として残したのだろうかと、今はシンプルに感じました。ゆっくり考え直してみたい。それこそ、意味そのものなのかもしれない。絵もよかったし、駄作ではない。思考停止した人間には面白くないものだっただろう。考えることをしない人間ばかりだから、考えろ、それこそが生き残る道ということかな
こういう絵って、本当にどう描こうかと困ってしまうんです。
難しい絵ばかりです。
「夢だ、夢だ。覚めろ、覚めろ」「夢だ。みんな消えろ、消えろ、消えろ」
と言うと、自分が・・・
透けてる!!
絵を描くのは比較的楽ですが、色をつけるのがとても難しいです。
我慢と根気です。千と千尋を描くのに必要なのは。
ハクがうずくまる千尋を見つけて近寄り
そっと肩を抱きます
絵の着色がとても複雑です。千尋の頭の中にハクの腕や背景の草が入りこんでいます。
「はっ」と驚く千尋にハクが「怖がるな。私はそなたの味方だ」
宮崎作品で最も悲惨な主人公が千尋です。
千尋は大変な目にあっています。どういう思いで宮崎監督はこの作品を作ったのか「千尋がそれを乗り切っていくことによって、自分の友人(10歳の子供)たちが励まされ、何とか混乱する世界の中で生きていこうという励ましになればいいなと思っています」
と語っています。
2巻を終了し、3巻に続きます。
見ていただきありがとうございます。