魔女の宅急便 完全ガイド 1巻

日本語

この絵はDVDを見て、手描きで描いています。すべて色鉛筆で着色しています。

ジブリがもっと好きになる。ジブリをもう一度見たくなる。そんなHPにしていくつもりで絵を描いてまいります。

絵とシーンの解説をしてまいりますので、よろしくお願いします。


決断の時

雲を見て決めたみたいです




走って家に帰ってきたキキ。寝てるジジに向って。今日行くよ


何?って感じです


おかあさんに向って


 


 


急に出発するって、昨日言ってたことと違うじゃないとあきれる母


でも、行くと言って行ってしまうキキ。


とにかく、観葉植物とか花がいっぱいある部屋です。それと実験器具のビーカーなどの小物。千と千尋よりも楽に描けるかと思いましたが、そうでもなく。描くのにけっこう時間が掛かります。


このおばあさんも魔女?杖がそういう風に見えます。コキリさんに薬を調合してもらってるのを待っているのですね。あなたが13歳の時のこと覚えているわ。


13歳で家を出たのはお母さんも同じだったんです。だから早すぎると言ってはいましたが、とてもうれしそうです。さすがは私の子という感じでしょうか。

ここらへんから着色のクオリティー上げていきます。開始した当初、完成させることばかり考えて、いそいで絵を仕上げていましたが、絵の質を下げて完成させても意味がないと思いまして、できる範囲で色も良くしていきます。その分遅くなりますが。完成はいつの日かできればと・・・・


空を飛ぶことしか覚えなかったんですよ。薬も私で終わりですと愚痴ってはいますが。


あんなにせかしたのに、いざとなったらぐずつくのね。というキキの言葉に反論。

違うよ。旅立ちはもっと慎重にするべきだよ。


ジジの表情もキキと同じように豊かに描かれてます。宮崎先生の作品で表情が豊かなのはトトロと魔女の宅急便です。

停止して見ると、ものすごい表情がコロコロ変わります。それがとても面白い。

変顔だったので描いてみました。


どうなるのか心配だね。ここらのセリフ、キキの心の声をジジの鳴き声に投影している幻なんじゃないか、もしかしたら最初からニャーと鳴いていただけなのかもしれないなんて少し思ってしまいました。いや違うという意見もあるだろうし、いろいろな見方ができます。決めたらすぐの人だから・・・


あら、そうかしら・・・私は楽しみでワクワクしていると言ってますが、ジジの言葉が心の中にあって葛藤があるのかなとも思えます。13歳で家はなかなか出れませんからね。怖いはずです。強がってる?のかな

用意しているのが飴だとね。心配しますよね


その飴をカバンに入れていると、「あっ」と外で物音が聞こえて、何かに気付く。


おとーさん。今日行くわと叫ぶ。」お父さんは

窓の外の草はクーピと色鉛筆です。


車の荷作り中。

外の草もクーピーと色鉛筆。


来週のキャンプのために、道具を借りてきたみたいです。

突然、もう決めた。と言われたお父さんです。

来週キャンプを予定していたのに、勝手だと思うかもしれません。でも、1人で旅立つ前に楽しく家族で過ごすと気持ちがぐらつくでしょう。行くなら今のほうが気持ちのふんぎりがつくと思ったんじゃないでしょうか。そういう気持ちはわからなくはないです。ちなみにキキの家族は(オキノ)さんです。電話でキキの旅立ちの知らせをしていた時に言っていました。


魔女の服が気にいらないキキ。「黒猫に黒服で真っ黒くろだわ」

お母さんに、そんなに形にこだわらないの、大切なのは心よと諭される。

難しい絵ではありませんが、1つ、1つの絵がとても絵になる絵です。

全部の場面がいいです。


いつも笑顔を忘れずにと旅立つ娘に真剣な面持ちで言葉を送ります。

この場面は女の人には気持ちがわかるんじゃないでしょうか。

魔女の宅急便は特に表情の変化を見てほしいです。それぞれの表情に意味があり、そこをなるべく再現するように描いています。


お父さんとの別れ。小さな魔女の見納めです。トトロの人形がありますね。


キキの屈託のない笑顔。いい笑顔なので描かなければと思い描いていますが、そんな場面の連続なのでぜんぜん進んでいきません。今映画開始から4分50秒。

これだけ描いて5分いっていません。キキのこんな笑顔が見られるのは、家族といる時だけだったような気がします。1人で生きていると毎日の生活を生きるだけで精一杯になり、笑う余裕などありません。お父さんに魔女の服をお披露目。

生きる苦労をまだ知らない子供のキキちゃんでした。


キキがお父さんに甘えるシーン。こんな子供の顔をしたキキはこれが最後です。



キキの抱き着き方を見ると、怖さや本当は行きたくないという心理が見えるように思えます。魔女といっても、飛ぶことしかできない魔女ですし。


キキの見送りにたくさんの人が集まりました。こんなに盛大にされると、嫌だ、行きたくない。なんて言えませんよね。近所の奥さんはキキちゃんなら大丈夫よと言いますが、それ自分の子供に言えるのかなと思ってしまいますが、他人事ではなく、たぶん本心で言っているのでしょう。


キキがお友達にどこの町に行くの?海の見える町?と聞かれて、バカンスじゃなくて修行に行くのと答えているところです。友達から羨ましがられています。

1年修行しなければ魔女にはなれないと言っているので、1年後には家に帰ることができるみたいです。私も仕事で1年間、金沢に行ってくれとか、千葉に行けとか上司に言われて転勤していたことがありましたが、嫌々行く1年はとても長く感じます。遊びで観光に行くのと、仕事で住むのでは話しが違いますからね。

ジジは人見知りで、ペッチャンコです


自分で作った新しい箒で行こうとするキキにお母さんが私の箒を持っていきなさいと言います。キキはそんな古いのは嫌だと言います。


嵐にも驚かずに飛ぶわと母に言われて、せっかく作ったのにね、ジジ。とジジに同意を求めます。


僕もお母さんの箒が良いと思うと言われます。裏切者とジジに言い放ち。渋々受け取ります。ドーラ婆さんにもそうしなさいと言われ、自分で作った箒はあきらめます。ラピュタの海賊女船長もドーラでしたね。同一人物ではなさそうなので偶然なのでしょう


お母さんは心配そうで、お父さんは笑顔です。


髪が逆立ち、キキが浮き上がります。魔女らしい、凛々しい顔つきですね。

キキの表情は常に変化していて、たまに同じキキなの?というぐらいに顔が変わっている時もあります。千と千尋の見どころが凝った背景ならば、魔女はキキの表情が魅力になっていて、作品作りで力を入れた部分なんだと描いていて気づきました。特に顔は神経を使いながら、描かないといけないです


浮かび上がったけれど、すぐに降りてきてしまい、箒をたたくキキ。


すると箒が怒ったのか、びっくりしたのか、木にぶつかりながら飛んでいきます。

そして


ジジが何かを見つけて、キキに教えます。


キキ「こんばんは」  先輩「あら、あなた新人?」

「はい、今夜出発したばかりです」

ちょっとお高くとまった感じです。ネコがロボットみたい


キキ「知らない町に住みつくって大変ですか?」

先輩「そりゃね、いろいろあったわ、でも私占いができるのでまあまあやってるわね。あなた何か特技あって?」


「いいえ。いろいろ考えてはいるんですけど」

ジジ VS ロボット猫


「私はもうじき修行があけるの。胸を張って帰れるのでうれしいわ。」

「あの町が私の町なの。大きくないけどまあまあってところね」


「あなたもがんばってね」「はい」


「じゃ~ね~」

少し上からですが、割といい子ではないですか。猫の笑い顔が少し・・ですが。


 

見ていただきありがとうございます。宮崎駿先生、ジブリに感謝。

全ての人に感謝。

 

製作者 Studio Hotta

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